ゴムの木｜フィカス属で耐陰性のある観葉植物は！？

観葉植物の中でも育てやすく人気が高いフィカス、すなわちゴムの木ですが、その中でも耐陰性のあるものやそうでないものなど様々な品種があります。
少し日の当たりにくい玄関やリビングの中央部などにゴムの木を置きたいとお考えの方はぜひ、耐陰性のある品種を選んであげると弱ることなく元気に植物を育てることができます。

フィカスとは、クワ科イチジク属の高木・低木・つる性植物 の総称を言い、熱帯地域から亜熱帯地域に分布するゴムの木を指します。
原産地からもわかるように、高温多湿を好みますが、耐寒性もある程度あるため一定の寒さであれば耐えることができ、日本でも多く生産されています。
またゴムの木は約800種と品種が多く、その葉姿は色や形、大きさなど実に様々でユニークな観葉植物です。

ベンガレンシス：光沢感のある濃いグリーンの葉が特徴
ウンベラータ：黄緑色のハート形の大きな葉が特徴
アルテシーマ：黄緑とグリーンのコントラストが美しい斑入りの楕円形の葉をつける
アムステルダム（ショウナンゴムの木）：清涼感のある細長い葉が特徴
フランスゴムの木：小さめで艶のある可愛らしい葉が特徴
リラータ・バンビーノ（カシワバゴム）：光沢があり波打つ深いグリーンの葉が特徴
バーガンディー：黒色に近い深緑の葉色が特徴
クライギー：流通量の少なく、楕円形に近いやや大きめの葉が特徴的
アフリカンプリンンス：濃いグリーンの大きめの葉が特徴
エラスティカ（インドゴムの木）：光沢のある楕円形の分厚い葉が特徴
ベンジャミン：光沢のある小さめの葉が特徴
ベンジャミン・バロック：くるくるにカールする小さい葉が特徴
ジン：新芽は赤みがかった色を付け、徐々に白から緑へと移り変わる葉が特徴

ゴムの木類は比較的体位性に優れるものが多いですが、斑入りや葉の色をきれいに保ちたければなるべく明るい場所で管理してあげるのがオススメです。
そして、玄関などのほとんど日光が当たらないような場所でもよく育つのがウンベラータ、フランスゴム、アフリカンプリンス、リラータ・バンビーノ、ベンジャミンです。
これらは比較的日の当たらないところでも元気に育つことができます。
しかし、耐陰性があるといってもやはり植物です。
光合成が必要となりますので、たまに明かす居場所に移動してあげることでより健康で元気な個体に育つでしょう。

植物が大きい、重たいなどの理由でなかなか移動が難しい場合には植物用の育成ライトを導入するのもオススメです。
植物用の育成ライトには光合成と成長にに必要な赤色と青色の光を含むので、日光を当てる代わりになります。
ライトの中でもLEDライトがハロゲンライトのように発熱せず、また蛍光灯のように電気代を多く必要としないのでオススメです。

リビングや玄関先に飾られることの多いゴムの木。
観葉植物の中でも比較的耐陰性に優れる品種ですが、中でもやはり、ほとんど光の当たらないところでは葉に元気がなくなってきたということも。
実はゴムの木の中でも特に耐陰性に優れるものとそれほど強くない品種があるのです。
より耐陰性に優れる品種を知ることで、傷めず元気に育てることが可能になります。


株式会社満湧園は大阪市平野区を拠点に大阪、神戸市、京都市、奈良市、和歌山市で植栽管理、造園工事、植物販売を手掛けています。


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